菊芋

キクイモ

キク科 Helianthus tuberosus

北アメリカ,カナダ原産。日本には江戸時代末期に伝わり、明治時代に再び導入され、全国的に栽培されている。その生命力の強さ、独特の味覚ゆえに、世界各地様々な食べ方で親しまれている。栄養価が高く、アルコールの製造原料、飼料としても有用。

( 出典/1982『原色日本野菜図鑑』)

 

【使い方】

❶お鍋に。皮を洗って一口大にぶつ切りして、どぼん。

❷揚げものに。一口大に切って片栗粉をまぶし、油で揚げる。塩もいいが、甘辛だれを絡めても美味。細かくしてかき揚げにしても◎。

❸ポタージュスープに。

❹お漬物に。醤油漬け、味噌漬け、糠漬けも美味。

 

『−ポタージュ』

フレンチでは肉に添えるピュレ、ポタージュにされるのが通例。

【例】よく洗った菊芋300g、玉ねぎ大1玉を薄切りし、鍋に油を敷き温め、透き通るまで混ぜながらしっかり炒める。水2カップを入れて蓋をし、煮立たせ、ローリエを1枚入れて弱中火で30分煮る。火から外し、粗熱がとれたらローリエを外してミキサーにかける。鍋に戻し、塩、胡椒で調味する。濃すぎるようなら水を足して温めながら混ぜる。

バター、生クリーム、牛乳、セロリなどを入れると、よりフレンチらしいこってりとした仕上がりになります。

 

『−醤油漬け』

信州の方では、パリパリした漬物で親しまれている。