会津小菊南瓜

アイヅコギクカボチャ

ウリ科 Cucurbita moschata Duch.

江戸時代ごろから作られ始めた菊座型の和南京。和南京らしく水分は多いが、甘味も強く美味。会津若松市門田町飯寺地区を中心に会津周辺で作られていたが、西洋南瓜の普及とともに減少。皮は薄いが硬いため長期保存にむき、籠城食として食べられたという記録も残る。

( 出典/1982『原色日本野菜図鑑』 ,WEB  「会津の伝統野菜を守る会」)

 

【使い方】

しっとり、ねっとりとした食感が特徴の会津小菊南京は、たっぷりの出汁で煮含めるのが定番の食べ方。皮は炊くと柔らかくなるので、そのまま使っても。昆布と鰹で引いた出汁に、砂糖、薄口醤油、味醂等で味付けすると美味です。

薄切りしてソテーにすると、甘みが詰まって西洋料理にも使えます。

しっとりとした南瓜プリンにもおすすめです。